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名古屋周辺での部品加工におけるコスト・納期にお困りの方へ

2026年10月7日
「量産はプレス加工に決まっているが、金型を起こす前に実物で確かめたい」
「試作や小ロットでは、プレス加工を引き受けてくれる先が見つからない」
「板金加工で代用するか、簡易金型をつくるか、判断の基準が分からない」
プレス部品の開発や調達で、このようなお悩みはありませんか。プレス加工は量産に強い一方、専用の金型が前提になるため、少量の試作では費用と納期が壁になります。
本コラムでは、プレス試作の基本と3つの進め方、工法を選ぶ際の判断ポイントを整理し、当社の製作事例とあわせてご紹介します。
プレス試作とは、量産用の金型をつくる前に、プレス部品を少量だけ製作し、形状・機能・組付け性などを確認する工程です。
プレス加工は、金型で板材を挟み、抜き・曲げ・絞りといった成形を行う加工方法です。同じ形状を安定して大量につくれる反面、量産用の金型(本型)は多数回の加工に耐える材料と設計が求められるため、製作に相応の費用と期間がかかります。形状や工程数によっては数百万円規模になることもあり、金型の完成後に設計変更が入ると、修正の費用と時間がそのまま開発の遅れにつながります。
そのため、本型に着手する前に少量を試作し、問題点を洗い出しておくことが重要です。試作には、形状や機能を確かめる開発段階の試作と、量産工程が成立するかを確かめる量産前の試作があり、目的によって適した進め方が変わります。
なお、切削加工による金属部品の試作については、以下のコラムで解説しています。
レーザーなどで板材を切り出し、ベンダー(プレスブレーキ)で曲げて形状を再現する方法です。専用の金型が不要なため初期費用を抑えやすく、1個から製作できます。設計変更にも加工データの修正で対応できるので、形状が固まっていない段階に向いています。
一方で、絞りのような継ぎ目のない立体形状は板金加工では再現しにくく、溶接などで代用した場合、曲げR部や絞り周辺の強度といったプレス成形品ならではの特性を評価しきれないことがあります。
構造や材料を簡略化した試作用の金型で、プレス成形を行う方法です。板材を切り出して重ねる積層型や、亜鉛合金を用いた型などがあり、本型に比べて費用と製作期間を抑えられます。外形の抜きはレーザーやワイヤーカットで行い、曲げ・絞りの工程だけに型を使うことで、型費をさらに抑える進め方もあります。
量産品に近い形状で強度や組付けを検証できる点が利点です。試作の結果を受けて形状や加工方法を見直し、その内容を本型に反映できるため、量産立ち上げ後の金型修正を減らすことにもつながります。ただし耐久性は本型に及ばず、加工できる数量には限りがあるため、そのまま量産に使う金型ではない点に注意が必要です。
1工程ごとに材料をセットして加工する単発型は、順送型に比べて生産性は下がるものの、型費を抑えやすく、試作や小ロットに用いられます。試作後も継続して生産する見込みがある部品や、量産に近い条件で品質を確認したい場合に適しています。
外形寸法や取付け穴の位置、他部品との干渉を確認したい段階であれば、板金加工での代替で足りることがあります。成形部の強度や、絞り形状そのものを評価したい場合は、金型を使った試作が必要になります。
確認用に数個あればよいのか、評価用にまとまった数が必要なのか、その後も継続して使う部品なのかによって、金型にかけられる費用は変わります。試作の数量だけでなく、量産時の想定数量もあわせてお伝えいただくと、適した工法を検討しやすくなります。
形状が変わる可能性が高い段階で金型をつくり込むと、変更のたびに修正費用が発生します。変更の余地が大きいうちは金型を使わない方法で進め、形状が固まってから型を起こすという段階的な進め方も有効です。
ご相談の際は、次の点を整理しておくと、工法の検討とお見積りがスムーズに進みます。
・ 図面または3Dデータ(ない場合は、現物やポンチ絵でも構いません)
・ 材質と板厚
・ 試作の数量と、量産時の想定数量
・ 試作で確かめたい内容(形状、強度、組付け性など)
・ 希望納期と、表面処理・組付けなど後工程の有無
すべてが決まっていなくても問題ありません。とくに「何を確かめたいのか」が明確であれば、金型を使うべきかどうかを含めて、過不足のない進め方を検討できます。

・ 材質:SS400
・ 使用用途:分電盤、配電盤、キュービクル等の扉用丁番
・ 個数:500個
・ 納期:1.5か月~2か月
分電盤・配電盤などのキャビネットを製作されるお客様から、本体と扉をつないで開閉する、オリジナルの片袖丁番をご依頼いただいた事例です。プレス金型の設計からプレス加工、左右をつなぐ抜差しピンの製作、組付け・梱包までを一括で対応し、納品いたしました。
プレス試作は、確かめたい内容・必要な数量・設計変更の可能性によって、金型を使わない方法から簡易金型、単発型まで選択肢が分かれます。最初の工法選びが、試作にかかる費用と開発スケジュールを左右します。
名古屋部品加工センター.comを運営する有限会社パール金属では、1個からのプレス加工に対応し、試作品や小ロットのご依頼を承っております。幅広い加工ネットワークを活かし、設計段階からのVA/VE提案をはじめ、プレス加工後の表面処理や組付けまでまとめて対応いたします。ポンチ絵や図面がない段階からのご相談も可能です。
「この部品は板金加工で代用できるか」「金型をつくるべき数量なのか判断したい」といった段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。